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令和8年第1回区議会定例会の一般質問

子育てに関する議員の質問

世田谷区議会の本会議で行われた一般質問を、議員ごとにまとめています。質問と、それに対する区の答弁を確認できます。

質問 20件・議員 12人

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くろだあいこ議員8 / 12

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2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

子どもの権利を守る一時保護所の環境改善と新施設整備

山口ひろひさ議員が「一時保護所の環境と新施設整備」について質問しました。

山口ひろひさ議員
世田谷区が23区の中でも早い時期に児童相談所と一時保護所を設け、子どもの権利条例を制定してきた方向性には賛同しています。
山口ひろひさ議員
一方、現在の一時保護所は築50年を経過し、一時保護所として造られた建物ではなく、空いていた公共施設を転用したものです。定員、狭さ、老朽化などの面から、子どもの心身の回復に適した施設とは言い難いと感じます。
山口ひろひさ議員
虐待や養育困難などによって家庭を離れざるを得ない子どもが、安心して生活し、心身を休められる場所でなければなりません。子どもの権利と最善の利益を最優先にし、安全な生活環境、心理的な支援、学習機会、プライバシーを十分に保障する必要があります。
山口ひろひさ議員
児童相談所と一時保護所の開設までの時間が限られていた事情は理解しています。しかし、開設から時間が経過した今は、次の施設の在り方を考える段階です。区は現在の施設環境をどう評価し、一時保護所として必要な機能を十分に備えた新たな整備をどう考えていますか。
山口ひろひさ議員
自ら声を上げにくい子どものために、区は主体的に環境改善へ取り組む責任があります。子どもを支援する現場職員の働きやすさや、施設内の動線も含め、今後の整備を進めるべきではないでしょうか。
児童相談所長
区の一時保護所は、開設時に人権の尊重や意見表明権の尊重など5つの基本理念を定めました。家庭的な雰囲気を重視し、子どもの話を丁寧に聞きながら、個別の事情にも配慮して、安全で安心な生活の確保に努めています。
児童相談所長
一時保護所では、スマートフォンを持てないことや自由に外出できないことなど、生活に一定の制限を設けざるを得ません。家庭へ戻れない場合は、里親や児童養護施設などとの調整に時間がかかり、一時保護が長期化する傾向もあります。
児童相談所長
入所人数が定員を超え、個室で対応できず、子どものストレスになる事態も発生しています。施設環境の改善が必要だと認識しています。定員に応じた個室の確保など、具体的な課題を整理し、抜本的な環境改善の方策を検討します。
児童相談所長
虐待や不適切な養育によるトラウマや、愛着に関する課題を抱えた子どももいます。職員には丁寧で専門的な関わりが求められるため、職員自身が安心して仕事に取り組める環境が必要です。
児童相談所長
これまで、他の自治体の児童相談所で福祉や心理を担当していた経験者を専門員として配置し、児童指導員の経験者も積極的に採用してきました。昨年度からは職員向けタブレット端末を導入し、アプリで情報を共有することで、離れた場所にある児童相談所との連携を円滑にし、職員の負担軽減を図っています。
児童相談所長
今後も人材の確保と育成、業務の効率化などに力を入れ、職場環境を改善し、職員が働きやすい職場づくりに努めます。
山口ひろひさ議員
待機児童が生じれば保育園では早急な対応が取られます。家庭で十分な愛情を受けられない子どもも、同じように権利を保障されなければなりません。「抜本的な方策を検討する」という答弁が、実際には何もしないという意味にならないよう、もう一歩踏み込んだ意気込みを示してください。
児童相談所長
一時保護所では様々な課題が明らかになっており、施設環境の改善は急いで対応すべき課題だと受け止めています。
児童相談所長
子どもの権利を守り、一時保護が必要な子どもがこれまで以上に安心して過ごせるよう、できるところから環境を改善します。それと同時に、抜本的な方策を早急に検討します。
山口ひろひさ議員
「早急に検討する」という答弁は、以前、別の案件で示された「やる気100%」と同じ意気込みだと理解してよいですか。イエスかノーで答えてください。
児童相談所長
イエスです。

2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

保育待機児解消と子育て世帯の定住支援をどう整合させるか

くろだあいこ議員が「保育待機児対策と居住支援の整合・施策責任」について質問しました。

くろだあいこ議員
SNSでは保育園に落ち、世田谷区を出ることまで検討する人の声が相次いでいます。若者夫婦に住み続けてほしいのであれば、まず待機児童問題を解決すべきです。区長が居住支援を打ち出す一方、保育の危機的状況にあまり触れないのは、区の取組の一貫性を欠いて見えます。所管が異なる事情は区民には関係なく、入れる保育園がない家庭へ定住を呼びかけても冗談にしか聞こえません。今後こうしたちぐはぐさを生じさせないため、子育て支援を含む区の施策全般を誰が俯瞰し、責任を持って主導するのか伺います。
区長
区政全体を見る責任は区長にあります。数年前までは待機児童ゼロの下、空き定員を抱える保育事業者への支援が当面の課題であり、今回の事態までは予測できませんでした。待機児童が再び生じてから対策を講じてきましたが、今回は複合的な要因で申込者数が過去最大となっており、解消へ全力で取り組むよう既に指示し、今後も進めます。一方、「ずっと、世田谷。」の事業は、5年、10年の期間で人口動態を見据えて検討したものです。30代、40代の子育て家庭が子どもの成長や就学を機に転出しており、2033年の人口推計では40代と10歳以下の比率が非常に低くなると見込まれます。住宅価格高騰の傾向が続けば、若年夫婦や子育て世帯の減少により、地域、学校、商店街、コミュニティーを支える基盤が弱まることを懸念しています。この事業は転居費用の全額を賄うものではなく、居住地選択のきっかけとなるエールです。多世代近居・同居推進事業の利用者から、支援がきっかけになったとの声があったことも参考にしました。低廉で良質、適正な家賃のアフォーダブル住宅の供給は最も重要な課題の一つであり、放棄したわけではありません。ファミリー向け物件が不足しているため、オーナーに建設上の利点を示すインセンティブについて都市整備部門と協議し、効果を生む制度設計を進めます。御指摘を受け止めながら施策を推進します。
くろだあいこ議員
よろしくお願いします。ありがとうございます。

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2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

入園選考や認可外保育料補助を分かりやすく伝える情報提供

くろだあいこ議員が「保育情報の提供」について質問しました。

くろだあいこ議員
保育に関する区の情報提供はまだ不十分で、誤った情報や解釈によって不安を抱く家庭があります。選考結果に影響する調整指数の正確な説明は特に重要ですが、認可保育園以外を全く想定していない家庭や、認可外保育施設にも現在は保育料補助があることを知らない家庭もあり、ホームページも非常に分かりにくい状況です。窓口職員は丁寧に対応していますが、苦情を恐れて情報を十分に伝え切れていない可能性もあります。昨年末に趣旨採択された、保育所などの入園見通しに関する情報提供と実態把握の在り方を求める陳情を踏まえ、改善すべきです。
子ども・若者部長
保育の必要性の認定や選考基準、認可外保育施設の利用料補助など、複雑な制度を保護者に分かりやすく丁寧に説明するよう取り組んでいます。一方、きめ細かな情報提供を求める声や陳情に対する議会の判断を踏まえ、各家庭が状況に合う保育施設を適時適切に選べるよう、必要な情報を届ける必要があると認識しています。ホームページを適宜見直し、相談窓口である総合支所とも連携し、保護者に誤解が生じないよう、より一層丁寧な説明に努めます。

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2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

保育待機児対策としての1歳児定員確保と私立園への支援

くろだあいこ議員が「保育待機児の定員確保」について質問しました。

くろだあいこ議員
認可保育園の今年4月入園の一次申込者が過去最大の6741人となり、待機児の激増が見込まれる中、0歳児枠はあまり多く増やすべきではありません。1歳まで家庭で育てたい保護者が、1歳入園のために0歳から認可外施設へ預けて加点を得ようとするなど、保活の激化を招くからです。0歳児の申込み増加だけを見て枠を増やすのではなく、本来希望する時期に預けられるよう、1歳児定員を本気で確保すべきです。そのためには、私立園が1歳児定員の増加に協力しやすくなるインセンティブも必要です。
子ども・若者部長
令和6年度以降、待機児童が生じている1、2歳児の定員確保に向けて施設整備を進めてきましたが、申込者数が過去最大となったことを踏まえ、1、2歳児を中心とする保育施設整備の前倒しを決定しました。既存施設には令和8年度から、区の要請に基づいて確保した1、2歳児定員の欠員補償を、東京都の補助事業を活用して実施する予定です。1歳児定員が確保されれば育児休業の延長を選ぶ保護者が増えることも想定されるため、新規施設整備による定員確保に努めます。既存施設でのスペース確保に対する支援など、1歳児定員をさらに確保する取組も検討します。

2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

認可保育園の整備前倒しと保育人材確保への支援

たかじょう訓子議員が「保育待機児対策」について質問しました。

たかじょう訓子議員
来年度は保育待機児の大幅な増加が見込まれ、現在示されている保育園増設計画も直ちに実現するものではありません。認可保育園を増設して待機児の解消を進めるとともに、保育士確保を積極的に支援し、保育の質を担保していただきたいです。また、区立保育園の統廃合計画を見直していただきたいです。
子ども・若者部長
この4月の入園申込者数が過去最大となったため、令和9年4月以降に開設する認可保育園の整備を前倒しすると決定しました。整備には保育人材の確保が不可欠であり、保育人材情報ポータルサイトや就職相談会に取り組んでいます。国が宿舎借上げ支援事業を縮小する中、東京都に補助制度の補足と継続を求めた結果、来年度も同程度の支援を継続できる見込みです。引き続き都と連携し、保育定員と人材を確保します。区立保育園の再整備は、周辺地域の需要量と確保量を見定め、さらなる待機児童を生じさせないよう適切に進めます。

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