2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会
硬式少年野球ができる場所を、既存施設にも広げられないか
津上仁志議員が「硬式少年野球の場」について質問しました。
津上仁志議員
軟式球は以前より硬く重くなり、飛距離も伸びています。硬式球との差が小さくなっている現状を踏まえ、既存グラウンドの安全対策と、硬式少年野球が利用できる場所の拡充を繰り返し求めてきました。
津上仁志議員
区は、J&Sフィールドで硬式少年野球を利用できるようにし、区立公園グラウンドへのバッティングゲージ設置の提案も前向きに検討しました。
津上仁志議員
一方、軟式少年野球は区立小中学校や区立公園グラウンドなどで活動できますが、硬式少年野球が利用できるのは、J&Sフィールド、大蔵運動場、多摩川緑地広場など、わずか四面です。多摩川緑地広場を除けば専用グラウンドでもないため、抽せんの競争率が高く、子どもや保護者が週末ごとに他自治体へ移動する状況が続いています。
津上仁志議員
新設グラウンドだけでなく、既存グラウンドでも、軟式球の規格変更に対応した安全対策を行い、硬式少年野球が利用できる環境を整えるべきではないでしょうか。
津上仁志議員
令和五年第三回定例会では、二子玉川緑地運動場上流側のE・Fグラウンドを硬式少年野球の専用グラウンドとして活用することを提案しました。区は設備改修や運用ルールの見直しを検討すると答弁しましたが、硬式少年野球に対応する改修と、一部専用化の検討は現在どこまで進んでいますか。
スポーツ推進部長
区の公園内にある野球場は、ボールの飛距離に対してフェンスの高さが十分ではなく、高反発バットを禁止するなどの対応をしています。
スポーツ推進部長
大蔵運動公園では、再整備の際に、打球の飛距離と硬式ボールへの対応を検討します。その他の公園は、それぞれの課題を踏まえ、大規模改修の機会に対応の可能性を検討します。
スポーツ推進部長
二子玉川公園緑地運動場については、軟式ボールの規格変更後の状況から、新たな設備対策や規制は不要と考えています。ただし、改めて状況を注視し、必要に応じて対策を検討します。
スポーツ推進部長
フェンスの新設などには、費用、工作物に関する規制、水害時の対応といった課題があります。整備が終わるまで施設の使用を制限した場合の影響も大きいため、十分な検討が必要です。
スポーツ推進部長
硬式ボールは、ゴム製で中が空洞の軟式ボールと異なり、芯が詰まり、変形しにくいため、衝突時のエネルギーが一点に集中します。事故が起きた場合の被害が大きいことから、年齢による力の差ではなく、道具自体の潜在的な危険性を基に利用の可否を判断する必要があります。現状では、既存施設で硬式少年野球を可能にすることは難しいと考えています。
スポーツ推進部長
専用練習場は、硬式少年野球だけでなく、各競技団体からも多くの要望があります。これまで民間施設を含め、活動場所の確保に取り組んできました。
スポーツ推進部長
今後は、上用賀公園拡張事業や、和田堀給水所上部利用施設に整備する多目的広場など、新たな施設を整備する機会に多種目が利用できるようにし、硬式少年野球を含む各競技の活動場所の拡大に努めます。
津上仁志議員
答弁は、硬式少年野球の専用グラウンドではなく、多種目が利用できる場所を整備するという内容でした。しかし、区内で新たなスポーツ施設用地を確保することは極めて困難です。新規施設だけでなく、既存施設の多目的化をしっかり進める必要があります。
津上仁志議員
世田谷区スポーツ推進計画にも、スポーツ施設の機能拡充が方向性として示されています。単に検討するのではなく、この計画に基づいて既存施設の多目的化を進めるべきではないでしょうか。
スポーツ推進部長
既存施設を多目的利用施設へ転用するには、いくつかの課題があります。施設の立地、敷地、建物の躯体などの状況によっては、特殊な構造物や、高い安全性が必要な競技向けの設備を設置できない場合があります。そのため、それぞれの施設の状況に応じた改修に限られます。
スポーツ推進部長
複数の競技が利用するため、従来から施設を使っている団体の理解が必要です。新たな活動場所を求める団体にも、その団体だけの専用施設へ転用するものではないことを理解してもらう必要があります。
スポーツ推進部長
こうした条件はありますが、新規施設の整備が限られる中、既存施設の多目的利用化は、活動場所を確保するための重要な手段です。指摘を踏まえ、機会を捉えて積極的に進めます。
津上仁志議員
この課題については、今後も改めて質問します。
