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2026年の一般質問

教育に関する議員の質問

世田谷区議会の本会議で行われた一般質問を、議員ごとにまとめています。質問と、それに対する区の答弁を確認できます。

質問 53件・議員 26

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議員、会派の意見

中里光夫議員9 / 26

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2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会

学校で政治的に偏らない学びをどう確かめる?

阿久津皇議員が「学校教育の政治的中立性の確保」について質問しました。

阿久津皇議員
政治や社会で意見が分かれる問題を学校で扱うときは、様々な見方を示し、子ども自身が考えて判断できるようにする必要があります。区内でも、特定政党の機関紙の記事が副教材として配られた、中学生のスピーチが教員の指導で政治的に強い内容になったという話を聞いています。政治的に偏った教育がないか、教育委員会は指導内容をどう把握していますか。未然に防ぐ方法と、問題があった場合の是正措置も伺います。
学校教育部長
教職員は法律により政治的中立に立つことが求められ、授業は学習指導要領に沿って、多面的・多角的に考える力を育てます。教育委員会は指導課の訪問や定期的な学校訪問で授業を見て、校長への聞き取りも行い、適切な指導か確認しています。一方の見方だけで子どもの判断を妨げないよう、政治的中立の重要性を教員研修で改めて周知します。偏りが疑われる場合は、校長、周囲の教員、生徒へ丁寧に聞き取り、必要に応じて校長や教員を指導します。法と学習指導要領に基づくシチズンシップ教育や有権者教育も適切に進めます。
阿久津皇議員
一定の安心につながる答弁でした。中学生のスピーチが本人の考えであっても、その前に一方的な情報だけが示されたのか、多角的な情報を得た上で結論を出したのかが重要です。現場任せの見えない状態にせず、教育委員会がしっかり指導・監督してください。

同じ議員の別の質問

2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会

広島派遣と学校の平和学習を多角的な学びにできるか

阿久津皇議員が「広島派遣と学校独自の平和学習」について質問しました。

阿久津皇議員
戦争体験者から話を聞ける時間が限られる中、中学生を広島へ派遣して被爆体験を直接聞くことには意義があります。同時に、特定の見方へ偏らず、戦争がなぜ起き、平和をどう維持するかを多角的に考える探究学習にすることが重要です。事前・事後学習の内容と講師をどう選びますか。また、広島への修学旅行を含む各校独自の平和学習を教育委員会は把握し、適切に指導していますか。
学校教育部長
小学校では世田谷の戦時中の生活や平和への歩みを探究する取組があり、中学校ではSDGsの一環として三年間かけて平和を学ぶ例があります。二〇二五年度は中学校三校が修学旅行で広島を訪れ、ある学校では人権と平和の探究を通じて国際社会の一員としての自覚を育てました。今後も実施計画届やしおりで指導内容を把握し、平和学習が適切に行われるよう指導します。
生活文化政策部長
広島派遣では、原爆ドームなどの施設見学と広島平和文化センターの学習プログラムへ参加し、帰ってから平和大使として学びを区全体へ広げる役割を担う人材の育成を目指します。事前・事後学習は外部人材の協力も得て、生徒同士の対話を中心に、自分で設定した課題と互いの考えを尊重するプログラム構成を考えています。講師には原爆投下の実相や核問題に見識のある人を予定し、戦争の記憶継承や戦後の核に関する事実を多角的に学び、主体的に考えられる内容にします。

2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会

教室断熱の省エネ効果を全校で引き出すには

中里光夫議員が「学校教室の断熱効果を生かす運用」について質問しました。

中里光夫議員
塚戸小学校の実証では、無人の八月に天井断熱で二五%、天井断熱と内窓で四九%、窓・扉を閉めた九月にはそれぞれ二二%、二五%の電力削減が確認されました。断熱の効果を生かすには、窓・扉を適切に閉める運用を全校へ徹底し、二酸化炭素濃度で換気量を変える設備も導入すべきです。
教育政策・生涯学習部長
実証では冷房効果が高まり、消費電力が二割程度減る一方、窓・扉の開閉や過度な換気で効果が下がることが分かりました。二〇二七年夏までに空調更新、天井・屋根の断熱、遮熱カーテンを整備し、適切な窓・扉の運用を学校へ徹底します。二酸化炭素濃度に応じて換気量を制御するデマンド換気も検討します。

2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会

「遊ぶ権利」を幼児期から学校の探究学習へつなげられるか

中山みずほ議員が「子どもの遊ぶ権利と探究的な学びの一体化」について質問しました。

中山みずほ議員
六月十一日は国際遊びの日で、区も六月を遊び月間としています。一方、平日に全く外で遊ばない小学生が八割近いという調査もあります。遊べる時間と場所を確保し、大人が遊びを受け止める環境をつくることは子どもの権利です。また、遊びの中で興味を持ち、試し、失敗して工夫する過程は探究そのものです。遊ぶ権利の保障を、就学前から学校教育まで続く探究的な学びとして一本の方針に位置づけ、二〇三〇年度の次期学習指導要領全面実施へ何を進めますか。
教育長
幼児期の遊びで育つ主体性、集中力、社会性は、小中学校の探究へつながります。区は、一人一人に応じた探究の過程と、協働、共感を大切にする「せたがや探究的な学び」を先行して進めてきました。知識や技能に加えて体験を充実させ、子どもの気づきから生まれる興味を大切にします。専門家を交えた教育検討委員会で方向性を議論し、研究推進校を指定して段階的に先行実施します。
子ども・若者部長
子どもの主体的な遊びは心身の発達に重要です。子ども・若者総合計画第三期では身近な場所での外遊びを進め、子どもの権利条例でも豊かに過ごす権利の中に遊ぶ権利を定めています。六月の遊び月間にはシンポジウムを開き、補助制度で地域団体による外遊びの場づくりや普及活動を支えています。今後も、地域の大人が遊びの重要性を理解する機会を広げます。
教育総合センター長
教育委員会は、幼児期から小学校以降までの学びと育ちをつなぐ「せたがや架け橋プログラム」の策定を進めています。幼児教育と小学校教育が、国の示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい十の姿」を通して子どもの育ちを共有しながら、探究的な学びの充実を目指します。教育・保育の現場の連携を支え、一人一人の主体的な学びと豊かな育ちにつなげます。

同じ議員の別の質問

2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会

包括的性教育を小学校から始められるか

中山みずほ議員が「小学校段階からの包括的性教育」について質問しました。

中山みずほ議員
区が二〇二六年度から全区立中学校で、人権を土台に性について学ぶことを決めたのは前進です。しかし、子どもは小学校入学前からスマートフォンやタブレットで性の情報に触れ、トラブルも低年齢化しています。保護者千九百六人への調査でも、約九九%が小学校低学年から段階的に教えることを望んでいます。国の学習指導要領を待たず、世田谷区は小学校から包括的性教育を始めるべきではありませんか。
学校教育部長
インターネットやSNSの普及により、性の情報へ触れる機会が増え、関連するトラブルも低年齢化しているため、小学校から取り組む必要性を認識しています。二〇二六年度は小学校のモデル校で、発達段階に応じた授業を実施する予定で、教育効果、児童の理解、学校で実施する際の課題を検証することとしています。その結果を踏まえ、授業時間の確保、教育課程との整合、保護者の理解に配慮し、保健所とも連携して実施方法を検討します。
中山みずほ議員
前向きな答弁と受け止めています。モデル校での実施と検証がどう進むのか、今後の報告を期待します。

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