2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会
「遊ぶ権利」を幼児期から学校の探究学習へつなげられるか
中山みずほ議員が「子どもの遊ぶ権利と探究的な学びの一体化」について質問しました。
中山みずほ議員
六月十一日は国際遊びの日で、区も六月を遊び月間としています。一方、平日に全く外で遊ばない小学生が八割近いという調査もあります。遊べる時間と場所を確保し、大人が遊びを受け止める環境をつくることは子どもの権利です。また、遊びの中で興味を持ち、試し、失敗して工夫する過程は探究そのものです。遊ぶ権利の保障を、就学前から学校教育まで続く探究的な学びとして一本の方針に位置づけ、二〇三〇年度の次期学習指導要領全面実施へ何を進めますか。
教育長
幼児期の遊びで育つ主体性、集中力、社会性は、小中学校の探究へつながります。区は、一人一人に応じた探究の過程と、協働、共感を大切にする「せたがや探究的な学び」を先行して進めてきました。知識や技能に加えて体験を充実させ、子どもの気づきから生まれる興味を大切にします。専門家を交えた教育検討委員会で方向性を議論し、研究推進校を指定して段階的に先行実施します。
子ども・若者部長
子どもの主体的な遊びは心身の発達に重要です。子ども・若者総合計画第三期では身近な場所での外遊びを進め、子どもの権利条例でも豊かに過ごす権利の中に遊ぶ権利を定めています。六月の遊び月間にはシンポジウムを開き、補助制度で地域団体による外遊びの場づくりや普及活動を支えています。今後も、地域の大人が遊びの重要性を理解する機会を広げます。
教育総合センター長
教育委員会は、幼児期から小学校以降までの学びと育ちをつなぐ「せたがや架け橋プログラム」の策定を進めています。幼児教育と小学校教育が、国の示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい十の姿」を通して子どもの育ちを共有しながら、探究的な学びの充実を目指します。教育・保育の現場の連携を支え、一人一人の主体的な学びと豊かな育ちにつなげます。
