2026.6.11@令和8年第2回世田谷区議会定例会
等々力渓谷の保全技術と緑の価値を区全体へ生かせるか
中山みずほ議員が「緑を資産として捉える保全・価値可視化政策」について質問しました。
中山みずほ議員
等々力渓谷では、当初四十六本を伐採する予定だった危険木を専門家と精査して二十六本に抑え、自然素材を使って土の中の水と空気の流れを回復させる取組を続けています。この知見を、公園拡張や樹林地取得後の管理・保全へ体系的に引き継ぐべきです。また、渓谷保全のふるさと納税は目標二千万円に対して約五千万円が集まり、九割が区外からでした。雨水浸透、暑さの緩和、健康など緑が生む効果を経済価値として指標化し、政策判断や予算確保の根拠に使えませんか。
みどり33推進担当部長
等々力渓谷では、木や石などの自然素材で斜面に土留めを設け、表土の流出防止と雨水浸透を進めました。表土の流出防止、湧水の再生、水環境の改善によって臭気を感じにくくなる効果を確認しており、今後も経過を観察しながら、改善作業を継続する予定です。このノウハウは国分寺崖線の樹林地や他の公園の植栽基盤にも生かせるため、職員と区内事業者の理解を深め、質の高い樹木管理へつなげます。緑には雨水浸透、暑さの緩和、健康増進など多様な価値がありますが、数値化が難しいものもあります。北烏山七丁目の緑地予定地では約七百種の動植物が確認されており、住民参加の緑地づくりを通じて、暑さを和らげる効果や二酸化炭素を取り込む効果などを見える化して伝えます。ただし、緑の経済価値を測る指標や、可視化した結果を政策判断と予算確保へどう使うかは示していません。
