2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会
せたがやPayを誰も取り残さない地域の基盤へ
河野俊弘議員が「せたがやPayの分野横断活用と利用支援」について質問しました。
河野俊弘議員
せたがやPayは、区内の個店や商店街を支え、地域の中でお金が回る循環をつくる取組です。物価高の今だからこそ、区民の毎日の買物が地域の店とまちのにぎわいを支える好循環を、さらに伸ばせる可能性があります。
河野俊弘議員
一方、区民からは、近くに使える店がない、スマートフォンの操作が不安、仕組みが難しいという声があります。これを事業の弱点で終わらせず、伸びしろと捉えるべきです。分かりやすさと支援を整え、利用できる場面を広げれば、利用者と加盟店が増え、事業の成果につながります。区民の暮らしを支える様々な活用と、将来に向けた方針を伺います。
河野俊弘議員
新たに報告された、マイナンバーカードと連携する認証では、安全性と説明責任が重要です。どの情報を扱い、何を扱わないのか、困ったときの相談先やトラブルへの対応はどうなるのかを、専門用語ではなく区民の目線で整理し、よくある質問も含めて丁寧に知らせる必要があります。
河野俊弘議員
せたがやPayを使える人だけの制度にしてはいけません。スマートフォンの操作や手続が不安な人が安心して利用を始められるよう、窓口や出張によるサポートなど、具体的な支援が必要ではないでしょうか。
河野俊弘議員
近くに使える店が少ない地域では、加盟店を増やすことに加え、日常の生活動線を踏まえた対策を強めるべきです。誰も取り残さず、使える場面を増やすことが事業の成長につながると考えます。区の見解を伺います。
経済産業部長
せたがやPayは事業開始から6年目を迎え、物価高騰対策にも活用され、区民生活を支えながら区内経済の活性化を進めるデジタル基盤へ成長しています。一方、アプリの分かりやすさと利便性、加盟店と利用場面の拡大には課題があり、地域経済の循環をさらに進める伸びしろがあると認識しています。
経済産業部長
今後は、ポイント還元による消費者や区内の中小個店への支援といった経済面の取組に加え、地域コミュニティーの担い手づくり、区内定住、住み替え応援など、区民の行動変容を促すためにも分野横断的に活用し、経済面に限らない価値の向上にも努めます。
経済産業部長
予定している区民認証は、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを、本人確認のためだけに使います。区と商店街振興組合連合会は、氏名、生年月日、住所など、個人を特定できる情報を保有・管理しません。マイナンバーカードの電子証明書を使い、高度なセキュリティー技術と多くの民間企業での採用実績がある外部事業者を通じて認証し、せたがやPayの運営側は、区民かどうかという結果だけを受け取ります。
経済産業部長
区民認証の安全性は、利用者へ丁寧に説明する必要があります。操作方法の動画、よくある質問、アプリのプッシュ通知など、多様な広報手段を使って分かりやすく周知します。
経済産業部長
せたがやPayを利用したくても利用できない人を支援し、加盟店を増やすことは、商店街振興組合連合会と連携して取り組むべき課題です。特に高齢者の情報格差について、区はスマートフォン教室や、購入費用に対する最大3万円の助成を行っています。
経済産業部長
せたがやPayでも支援を広げられるよう、庁内の関係部署と協議し、検討を続けます。アプリのウェブアンケートに加え、せたがやPayを使っていない人も対象となる区民意識調査や区政モニターを活用し、利用しない理由を明らかにした上で、新規利用者と加盟店を増やす効果的な施策に努めます。
河野俊弘議員
せたがやPayが今後描く地域の将来像は、経済産業部だけの所管にとどまらず、区全体で考える必要があります。現在の取組から、さらに分野を越えて飛躍させていくべきです。
河野俊弘議員
一人の利用者が得をするだけでなく、区民全体が恩恵を受けられる仕組みをどうつくるのか、区と共にこれから練り上げて考えていきたいです。
