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議員の質問

子育てに関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

桃野芳文議員7 / 18

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2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

ひとり親の孤立を防げますか

石原せいじ議員が「ひとり親の孤立を防げますか」について質問しました。

石原せいじ議員
ひとり親世帯調査について、平成30年度と令和5年度で大きく変わった項目と、その対策を教えてください。
子ども家庭課長
令和5年度は養育費を受け取る割合が平成30年度より低下しました。取決めをしたのに履行されていない割合は約26%で横ばいです。実効性を高めるため、養育費相談会に加え、令和6年度から公正証書の作成費などを助成し、令和7年度から支払いを求める手続費用も助成しています。一方、約5割が相談したくてもできなかったと答えており、不安や悩みに寄り添う相談機能も充実させています。
石原せいじ議員
ひとり親家庭が孤立しないよう、相談支援をどう充実させていますか。
子ども家庭課長
地域にも相談相手がおらず孤立しやすいため、区立母子生活支援施設が運営する地域のひとり親家庭支援拠点ippoを昨年2月に開設しました。土日にファイナンシャルプランナーの家計相談を行い、教育費や生活設計の講座を通じて支援サービスの情報も提供しています。
石原せいじ議員
ippoの相談支援には、どのような意義がありますか。
子ども家庭課長
今年度の家計相談は約30人が利用し、小学生や高校生の保護者が7割、離婚を検討中・手続中で実質的にひとり親の保護者が約2割です。相談は教育資金が最も多く、次いで貯蓄、家計管理です。令和5年度調査で最も多い悩みは家計の負担でした。家計の見直しや支援制度を知り、生活資金の見通しが立って不安が軽くなったとの声もあります。母子生活支援施設の知見を生かし、地域で孤立せず安心して暮らせるよう相談支援を充実します。

2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

フェアスタート基金を公平に使えますか

桃野芳文議員が「フェアスタート基金を公平に使えますか」について質問しました。

桃野芳文議員
フェアスタート事業は、寄附が積み上がって有効に使われていないことと、対象者の公平性に課題があります。現時点までの寄附額と給付額の累計、直近の年度ごとの寄附額と給付額を示してください。
児童相談支援課長
正式名称は世田谷区児童養護施設退所者等奨学・自立支援基金です。平成28年度の創設から令和8年1月末までに、寄附は累計約4億3,600万円、給付は累計約7,300万円です。令和5年度は寄附約5,500万円に対して給付約1,200万円、令和6年度は寄附約6,900万円に対して給付約1,800万円、令和7年度は1月末時点で寄附約7,900万円に対して給付1,850万円です。
桃野芳文議員
寄附と給付の差は単年度でも広がっています。資金があるなら、経済的な理由で進学を断念する人をより多く支えるべきです。 例えば、面前DVで児童相談所の対応や社会的養護を経験した後、両親の離婚によって家庭が落ち着き、世帯収入も平均程度ある若者は制度を使える一方、生活保護を受けずに母親が懸命に働くひとり親家庭で、18歳の子どもが家計を案じて大学進学を諦めようとしても制度を使えないことが起こり得るのではありませんか。
児童相談支援課長
面前DVを経験していても、両親の離婚後に親の支援を受けられる場合は対象ではありません。支援時点で親などに精神的にも経済的にも頼ることが難しい若者の社会的自立を支えるのが基金の趣旨です。 令和6年度に始めた生活保護世帯から進学する若者への給付型奨学金を、児童扶養手当受給世帯や住民税非課税世帯まで広げると年10億円超、ひとり親家庭に限っても年5億円超が必要です。基礎自治体での実施や基金の持続的な運用には限界があります。住民税非課税世帯には国の授業料減免、返済不要の奨学金、民間の奨学金などを案内し、必要な人へ情報が届くよう関係機関の連携を強めます。
桃野芳文議員
「精神的に頼れない」「経済的に頼れない」という状態を客観的に判断するのは難しく、親の世帯収入が高くても支援を受けられる人がいる一方、低所得でも対象にならない人がいます。制度が抱える矛盾について率直に答えてください。
児童相談支援課長
申請時に状況を確認し、年4回開く審査会でも対象に該当するかを確認しています。
桃野芳文議員
制度上、世帯収入は要件ではなく、寄附も十分に使われていません。特定の人には学費、パソコン、運転免許、資格取得まで支援する一方、支援が全く届かない人がいるのは不公平です。対象を広げて一人当たりの給付額を抑える方法も含め、矛盾を一刻も早く改めてください。

2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

まいぷれいすと児童館はどう連携しますか

桜井純子議員が「まいぷれいすと児童館はどう連携しますか」について質問しました。

桜井純子議員
まいぷれいすと児童館では、支援する対象と内容がどのように異なりますか。
子ども家庭課長
まいぷれいすは、生活困窮などにより家庭や地域に安心できる居場所がなく、夜を一人で過ごすなど、学習・生活習慣に課題がある中学生が対象です。登録した子どもに、居場所、学習、夕食などの生活支援、保護者を含む相談支援を包括的に提供し、子どもの貧困対策とセーフティーネットを強めます。 児童館は、妊娠期の家庭から0歳〜18歳未満の子どもまでを対象とし、誰でも自由に利用できます。遊び、相談支援、地域資源開発、ネットワークの4機能を持ち、地区の四者連携の一員として、子どもと子育て家庭が身近な地域で安心して暮らせることを目指します。
桜井純子議員
どちらも子どもの施設として多様な役割を担っています。両者はどのように連携していますか。
子ども家庭課長
まいぷれいすの利用者には、不登校や発達障害などで集団になじめず、コミュニケーションに課題があり、不特定多数の同世代がいる児童館を初めは避ける子どももいます。一人一人に寄り添い、小集団で「したい」を「できる」に変える個別支援を重ねることで、児童館やイベントの利用など、地域とのつながりが生まれつつあります。 まいぷれいすの特色を生かし、身近な見守りネットワークの拠点である児童館と連携して、複合的な困難を抱える子どもを地域で支えます。
桜井純子議員
政治・世界情勢の不安定さから経済的困窮に陥るなど、子どもの力では解決できない問題が増えるおそれがあります。各施設の力が子どもを支えることを期待します。ただし、同じ「居場所」であっても、児童館とまいぷれいすの役割を混同せず、それぞれの責任を果たしてください。

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