2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会
困窮世帯も文化を楽しめますか
上川あや議員が「困窮世帯も文化を楽しめますか」について質問しました。
上川あや議員
生活保護世帯は区立美術館・文学館の常設展を無料で見られるようになりましたが、負担の大きい企画展の減免は見通せません。区の計画は誰もが文化・芸術を楽しめるまちを掲げ、博物館法も公立博物館の入館料は原則徴収しないとしています。
常設展の利用実績を踏まえて文化財団と協議するとのことですが、制度が対象者へ届いているか疑問です。ケースワーカーの案内は限られ、「生活保護のしおり」にも区の減免制度がありません。情報の伝え方を改善すべきではありませんか。
文化・国際課長
2月に文化・芸術ポータルページを開き、美術館や文学館などの情報を探しやすくしました。無料制度は区、美術館、文学館のホームページで案内し、3月発行のリーフレットにも載せます。
常設展無料を確実に知らせるには生活保護のしおりへの掲載が有効です。生活保護の主管課と、分かりやすく効果的な方法を検討します。
上川あや議員
世田谷パブリックシアターは、せたがやこどもフードパントリーと連携し、困窮世帯の子どもへ無料観覧券を配りました。美術館や文学館とも連携を探ったものの実現しなかったと聞きました。
誰もが文化・芸術を楽しめるまちへ、区は文化財団とどう協働し、計画の理念を具体化しますか。
文化・国際課長
シアターはフードパントリーに参加する中高生と保護者10組を無料招待し、好評でした。公演の席に余裕があったため実現した取組です。
美術館・文学館は、区内在住・在学の小中学生を対象に、土日祝日と夏休みの常設展を無料にしています。ただし、文化財団内で連携する取組は実現していません。シアターの例を参考に、美術や文学へ触れる機会を提供できるよう、財団と考えを共有して働きかけます。
上川あや議員
よろしくお願いします。
上川あや議員
無料券を届けるには、対象の子どもとどうつながるかが最大の課題です。区は児童扶養手当、就学援助、奨学給付金などを通して世帯との接点を持ち、子ども団体ともつながっています。こうした情報を体験格差の解消へどう生かしますか。
文化・国際課長
普段、演劇、美術、文学などに触れる機会が少ない人も利用しやすい環境を整えることは、区と文化財団の重要な課題です。この事例を継続すれば、活動をさらに充実できます。
文化財団から求めがあれば、子ども支援団体だけでなく、高齢者や障害者の支援団体など、関係所管が持つ団体情報を提供します。
