2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会
多文化共創の拠点を強くできますか
オルズグル議員が「多文化共創の拠点を強くできますか」について質問しました。
オルズグル議員
多文化共生は特別な人への支援ではなく、このまちで暮らす全ての人に言葉、情報、安心が届き、ともに地域をつくる多文化共創だと考えます。
区は外国人住民をどのような属性で分析し、子育て世帯の増加をどう把握していますか。転入、転出の理由や、生活上の課題、行政手続の障壁をどこまで把握していますか。
住民記録・戸籍課長
令和8年2月現在、外国人住民は3万913人で、入国制限が緩和された令和4年3月から約1万人増えました。在留資格は、永住者、技術・人文知識・国際業務、留学で計6割です。
令和7年2月から1年間の転入は9,443人、転出は6,128人です。子育て世帯の増加や転入、転出の理由は、法律上、申告を求めていないことなどから把握していません。
オルズグル議員
多言語対応は外国人だけでなく、日本人にも安心をもたらす生活基盤です。窓口、オンライン手続、防災・生活情報は何語に対応し、どのような課題がありますか。外国人からの相談内容を分析し、需要が多い分野を見える化していますか。
文化・国際課長
窓口では通訳アプリ入りのタブレットを使い、LoGoフォームのオンライン申請では利用者端末の翻訳機能を使えます。防災ポータルと外国語版生活便利帳「Life in Setagaya」は英語、中国語、韓国語に対応しており、対象言語を増やすことが課題です。区のウェブサイトの自動翻訳は、リニューアル後131言語に対応しています。
世田谷総合支所の外国人相談窓口とクロッシングせたがやから半年ごとに報告を受けています。前者は社会保険と年金、後者は日本語教室の問合せが多く、政策の参考にしています。
オルズグル議員
クロッシングせたがやは移転で広くなる予定です。交流だけでなく、外国人の実態把握、地域の中心となる人との緩やかなネットワーク、相談、情報発信、戦略的なコミュニティーづくりを総合的に強化できませんか。
文化・国際課長
クロッシングせたがやは令和2年4月、情報発信と活動団体のネットワーク拠点として開設し、問合せ対応やイベント、生活情報も発信しています。外国人の実態は、区の意識・実態調査で把握しています。現在は手狭で、外国人と日本人の少人数交流にとどまっています。
令和9年度中に太子堂複合施設2階へ移転し、相談と情報発信を拡充する予定です。ネットワーク形成の前提となる交流機能も強め、条例審議会と多文化共生推進部会の意見を踏まえて充実させます。
オルズグル議員
令和8年度から9年度に改定する多文化共生プランでは、何を重視しますか。地域の活力と都市の持続性をどう位置づけ、庁内をどう連携させますか。
文化・国際課長
令和10年度からの次期プランに向け、令和8年度に外国人区民意識・実態調査を行い、基礎資料にします。調査で分かった課題と、外国人を取り巻く近年の変化を踏まえて重点を検討します。
外国人住民の地域参加は、地域の活力と都市の持続性にも重要です。区の方向性を整理し、条例審議会と部会の検討を受けて策定します。部長級の国際化推進委員会と課長級の国際化推進協議会から意見を聞き、全庁横断で取り組みます。
オルズグル議員
方向性を具体的な施策、拠点機能、次期プランへどう実装するかが問われます。支援にとどまらず、ともに地域をつくる多文化共創の視点で、議論と具体化を進めてください。
