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議員の質問

環境問題に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

いたいひとし議員2 / 14

2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

プラ分別の費用と効果を検証しますか

ひうち優子議員が「プラ分別の費用と効果を検証しますか」について質問しました。

ひうち優子議員
東京23区はプラスチック分別回収と資源化を進めます。一方、区は廃プラスチックを焼却し、その熱で発電するサーマルリサイクルを行ってきました。2026年度の環境政策部との統合後、清掃部門はどのような脱炭素戦略を取りますか。
清掃・リサイクル部長
23区は2008年に、埋立てていたプラスチックを焼却して発電へ使うサーマルリサイクルを始めました。その後、海洋ごみや気候危機が問題となり、2021年にプラスチック資源循環促進法が制定されました。清掃・リサイクル事業の最大の目的は、より具体的に二酸化炭素を減らして気候危機対策へ貢献することになったと認識しています。2030年度の分別収集へ準備を進め、資源分別とごみ減量を区民の行動変容につなげます。
ひうち優子議員
プラスチック分別回収で年間約20億円の新たな経常負担が生じます。負担をどう縮め、費用に見合う環境負荷の削減効果を得ますか。
清掃・リサイクル部長
法律は市区町村に分別収集と再商品化の努力義務を定めています。国は経費の一部へ特別交付税を出しますが、23区は対象外で、区費だけで取り組む必要があります。積替え施設を整備して収集運搬を効率化することなどを検討しています。プラスチックだけでなく、ごみと資源の全体量を減らす行動を促し、清掃事業全体の費用を削減します。

同じ議員の別の質問

2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会

粗大ごみ収集ルートを自動化しますか

ひうち優子議員が「粗大ごみ収集ルートを自動化しますか」について質問しました。

ひうち優子議員
粗大ごみは回収場所が日ごとに変わるため、その都度収集ルートを設定する必要があります。世田谷区では現在、どのようにルートを決めていますか。 練馬区の実証実験では、小田急電鉄の廃棄物収集資源化支援サービスにより、1日約3.5時間かかっていたルート作成が5分になりました。座間市では、導入後に清掃車両の年間運搬回数が約19%減り、生まれた時間と人手をごみ削減へ回しました。全国10以上の自治体が既に導入しています。世田谷区も効率化のために導入を検討すべきではありませんか。
清掃・リサイクル部事業課長
粗大ごみ収集は東京環境保全協会へ委託しています。各地域を担当する作業員が地理を考え、回る順番を事前にタブレットへ設定し、当日は地図アプリの案内を使っています。 作業員の知識に頼る部分が大きく、人手不足や高齢化に伴う知識・ノウハウの継承が課題です。システム活用は解決手段の一つとして有効だと考えます。他自治体の例と、区の資源回収事業で準備しているシステム導入も参考に、粗大ごみ収集の効率的な運用を検討します。
ひうち優子議員
効率的に収集できるよう進めてください。

2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

樹木を安全で持続可能に管理しますか

いたいひとし議員が「樹木を安全で持続可能に管理しますか」について質問しました。

いたいひとし議員
公園や街路樹は数十年にわたり剪定、点検、伐採が必要ですが、維持費の全体像が十分見えません。区が管理する公園樹木と街路樹の総数、年間維持費と推移、1本当たりの費用を示してください。
みどり33推進担当部長
街路樹は約1万9,000本、公園樹木は低木から高木まで混在し正確な計数が難しいため約2万5,000本と推計しています。維持費は2022年度7億2,600万円、2023年度6億9,900万円、2024年度8億1,900万円で、直近は増加傾向です。樹種、樹齢、大きさ、周辺環境で手入れが違うため、1本当たりの一律算出は困難です。労務費と資材価格も上がっています。
いたいひとし議員
総額を本数で割ると1本約1万8,000円です。砧公園や等々力渓谷で倒木が発生し、外から見えない内部腐食もあります。機器診断、計画的な植え替え、樹木台帳により、科学的な安全管理へ転換しませんか。
みどり33推進担当部長
巡回で病害虫、枯れ、腐朽の兆候を見つけ、必要に応じて樹木医へ相談します。異常があれば樹木医の診断や機器診断を行い、軽減剪定や植え替えの判断へ使っています。一部の街路では診断に基づく計画更新も進めています。新しい知見を研究し、倒木リスクと管理費を抑える計画的な維持管理を行います。
いたいひとし議員
高木は成長すると剪定費と安全管理費が増え、マンション管理組合や住民にも負担が及びます。将来費用へ配慮し、高木中心から中木・低木中心の低コスト型緑化へ植栽基準を見直しませんか。
みどり33推進担当部長
みどりの計画書制度は高木、中木、低木の本数を換算でき、中低木中心にもできます。将来の樹冠を想定し、維持管理に配慮する仕組みです。保存樹木などの剪定支援、高枝切りばさみの貸出し、庭木講習会も行っています。高木の景観・木陰効果と負担の双方を踏まえ、持続可能な植栽を検討します。
いたいひとし議員
自宅では区の指導で植えたシラカシが4メートルになり、管理費がかかりました。区民へ負担させていることも認識してください。木陰、暑熱対策、歩きやすさ、防災・減災など、緑の機能を評価する指標を設け、中低木化、計画的な植え替え、広葉樹の推進により、量から質へ転換しませんか。
みどり33推進担当部長
みどりの基本計画は量、質、区民協働の3面から進めています。緑は木陰による暑さの緩和、雨水の貯留・浸透による都市型水害の防止など、多面的な機能を持つ社会基盤です。計画改定では緑の機能を見える化し、効果が出る配置、樹種、植栽環境を区民や事業者の意見も聞きながら検討します。

2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

廃食用油の回収を広げますか

関口江利子議員が「廃食用油の回収を広げますか」について質問しました。

関口江利子議員
家庭の廃食用油から航空燃料SAFをつくるFly to Fly Projectへ参加します。区は月2回、土曜午前に27か所で回収し、うち3施設だけは開館中いつでも回収箱へ出せます。自治体回収を行う20区の中で、区の回収時間は週151.8時間と8番目ですが、上位3区は1,000時間を超えます。回収箱を増やすなど、回収量を伸ばせませんか。
清掃・リサイクル部長
2026年度から、区が回収した廃食用油の全量をSAF用に売却する予定です。月2回の行政回収では異物を確認し、油をろ過しています。常設箱は、あふれや異物混入を防ぐ確認と清掃が必要で、ほかの施設へ広げるには管理上の課題があります。一方、独自回収を行う民間事業者が増えているため、その回収場所を区ホームページで知らせ、回収量の拡大につなげます。
関口江利子議員
回収箱の拡充も前向きに検討してください。2023年度調査で、廃食用油を資源として出す区民は3.2%だけでした。2021年の国の調査では、共働き世帯でも妻の調理時間は夫の約7倍以上です。廃食用油を台所仕事ではなく航空燃料になるエネルギー事業として伝え、男性も資源回収へ参加する広報を行いませんか。
清掃・リサイクル部長
廃食用油を原料とするSAFは、従来の航空燃料より二酸化炭素排出量を約80%削減できるとされています。事業のロゴ、キャッチコピー、画像を使い、家庭で資源回収との関わりが薄かった層にも興味を持ってもらえるよう工夫します。資源循環だけでなく気候変動対策にもつながることを広く伝えます。
関口江利子議員
区の回収量と区内民間事業者の回収量の変化を把握し、事業の効果を検証しませんか。
清掃・リサイクル部長
効果検証は非常に重要です。区の回収量だけでなく、区内に回収拠点を置く民間事業者へ情報提供を依頼し、その実績も把握したいと考えています。事業者の広報活動も把握し、官民一体で展開します。
関口江利子議員
官民の回収量を把握しながら進めてください。

同じ議員の別の質問

2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

人工芝の環境負荷を抑えられますか

関口江利子議員が「人工芝の環境負荷を抑えられますか」について質問しました。

関口江利子議員
松沢中学校の改築では、区立学校で初めて砂入り人工芝の校庭を採用する予定です。区は学校校庭の舗装材をどのように選んでいますか。
教育環境課長
飛散しにくい粒度調整型のダスト舗装を基本とし、校舎配置の変更が周辺環境へ及ぼす影響などを考えながら、人工芝等の採用を検討します。
関口江利子議員
教職員、保護者、近隣住民へのアンケートでは、人工芝から出るマイクロプラスチックへの懸念が示されました。どう対策しますか。
教育環境課長
高耐久素材で発生を抑え、集じん装置などを備えた排水設備で流出を防ぎ、靴などに付いた物を落とす設備で場外への持ち出しを抑える複合的な対策が必要です。自然素材の砂を充填材に使う人工芝を基本構想にまとめ、2026年度に基本設計を進めます。素材、整備、維持管理についてメーカーの開発状況や他自治体例を確認し、最適な方法を選びます。
関口江利子議員
人工芝は日常的なブラッシング、充填材の調整、ちぎれたパイル片の除去に加え、年1、2回の専門業者による点検や作業が必要とされています。排水設備のフィルター交換も必要です。教職員の負担をどうしますか。
教育環境課長
現在も校庭表面の調整や側溝清掃を日常管理で行っています。人工芝ではフィルター交換も計画的に必要です。他自治体の状況を参考に、業務委託など教職員の負担にならない管理方法を検討します。
関口江利子議員
福岡工業大学の研究では、人の肺組織40検体すべてからマイクロ・ナノプラスチックが見つかり、肺の炎症との関連が示唆されました。国立環境研究所は、体内での物理的影響と添加化学物質の毒性を指摘しています。健康影響は研究途中ですが、子どもへの影響をどう考えますか。
教育環境課長
ナノプラスチックの飛散による健康被害の情報は現在持っていません。メーカーの研究と専門家の知見を注視し、情報を集めます。
関口江利子議員
人工芝は何年で張り替えが必要になり、剥がした人工芝はどう処分しますか。
教育環境課長
素材やメーカーによりますが、各メーカーは約10年から15年での張り替えを勧めています。あるメーカーでは、人工芝を防草シート、砂を建設用資材として再利用しています。廃棄まで考え、より環境に優しい素材を選びます。
関口江利子議員
10年から15年ごとの張り替えは短く、最後にはごみになる可能性もあります。リサイクル率を確認し、同じ製品へ戻す循環型経済に役立つ製品を選んでください。

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