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議員の質問

福祉に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

おぎのけんじ議員29 / 31

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2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

地区から地域福祉を組み直せますか

つるみけんご議員が「地区から地域福祉を組み直せますか」について質問しました。

つるみけんご議員
地域福祉は、高齢者、子ども、障害者などを縦割りで支援するだけでなく、誰もが地域へ参加し、平等に暮らすためのものです。高齢者の孤独、子育て世帯の孤立、介護予防や認知症対応は、地域のつながりが重なる中で解決へ近づきます。地域包括ケアの次の段階として、暮らしと一体になった福祉を身近な地区で総合的に組み直せませんか。
保健福祉政策部長
区はまず、医療、保育、教育などの基礎的なサービスを適切に提供できる地域社会をつくる必要があります。しかし福祉は制度だけでなく、人が平穏で満たされた生活を送ることです。保健医療福祉総合計画が掲げる、全ての人が自分らしく生きられる環境を目指し、区と様々な関係者が情報を共有し、地区の取組を巻き込み、一人一人の生活を尊重する地域社会をつくることが、地区から福祉を総合的に組み立てることにつながります。
つるみけんご議員
まちづくりセンター、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会、児童館の四者連携は先進的ですが、課題が複雑になる中で、参加者を五者、六者と足すだけでは足りません。団体や個人が人間的につながり、役割を発揮できる仕組みを、行政の責任で再構築すべきではありませんか。
保健福祉政策部長
四者連携を骨格としつつ、団体、事業者、区民を増やし、地区で人と人が有機的につながる仕組みへ進化させる必要があります。地区アセスメントの課題を共有し、住民団体、ボランティア、四者連携機関に加え、コモンやツクリテを使って新たな区民や企業を呼び込みます。 情報技術で共有の負担を減らし、AIで活動や課題を整理して、振り返りと今後の議論をしやすくします。技術だけでは埋められない疑問や課題を正確に捉えるため、職員の進行支援能力も高める必要があります。四者連携の強みを核に、区民一人一人の幸せにつながるネットワークをつくります。
つるみけんご議員
前向きな答弁だと受け止めます。四者連携は完成形ではなく未来への過程です。次の時代を見据え、区民生活の現場である地区から福祉を組み直してください。

2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

難病患者が働ける職場を整えますか

おぎのけんじ議員が「難病患者が働ける職場を整えますか」について質問しました。

おぎのけんじ議員
私自身、6年前に国の指定難病である潰瘍性大腸炎を発症し、入院と手術を経験しました。難病は外見から分かりにくく、症状と治療の個別性も高いため、職場で病気を明かせず、理解を得ることを諦める人がいます。IBD患者の6割が就職や転職で困っているとの調査もあり、病気と仕事を両立する「ワーク・シック・バランス」の考え方が重要です。 厚生労働省では、2027年の障害者雇用促進法改正で雇用率算定に難病患者を加える検討があり、東京都も来年度から難病患者の職員採用を始め、採用時の個別対応や採用後の柔軟な働き方・業務上の配慮を行うとしています。 区でも、まず庁内で難病への理解を具体的に促してください。厚生労働省の配慮事例には、潰瘍性大腸炎の人をトイレに近い席にする、パーキンソン病の人に転倒防止のため自動車通勤を認める、風雨が強い日に出勤を無理に求めないといった例があります。本人が病気を公表して働く場合に、周囲が具体例を踏まえて配慮できる職場にしませんか。
感染症対策課長
治療の進歩により、病状を管理しながら就労と日常生活を両立する人が増えています。通院や業務調整への職場の理解と配慮があれば、体調を悪化させず働けるとされています。一方、症状は多様で外見から分からないことも多く、一人一人の病状に応じた理解と支援が重要だと認識しています。 まず庁内広報紙「けやき」への掲載などで理解を広げます。職場での具体的な配慮や制度は、人事部門と連携して検討します。
おぎのけんじ議員
病状を理解してもらうこと自体を諦めている人が多くいます。区職員にもそのような人がいるはずです。気持ちが少しでも軽くなり、気兼ねなく働ける環境を整え、将来は難病患者の積極採用につなげてください。

2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

滞納相談を生活支援につなげますか

川上こういち議員が「滞納相談を生活支援につなげますか」について質問しました。

川上こういち議員
令和6年度から9年度までの4年間の世田谷区債権管理重点プランでは、税金や保険料の納付相談で生活困窮や多重債務が分かった場合、税の所管と保健福祉所管が連携し、必要な支援へつなぐ仕組みを昨年4月から始めました。以前は、徴収部門と福祉部門の相談窓口で、情報共有と連携が十分でないことが課題でした。 納付したくてもできない区民に寄り添う重要な取組です。しかし、想定50件程度に対し、この仕組みを使った実績は2件にとどまっています。開始から約1年で、どのような課題が分かりましたか。
納税課長
区民税や国民健康保険料などの窓口では、一人一人の状況に応じた納付計画を作り、丁寧に相談しています。生活困窮の兆候がある場合、本人の同意を得て、納付相談窓口と支援窓口が資力や生活状況を共有し、生活支援と適切な債権管理の両立を目指しています。 預貯金口座を含む資力や生活状況の詳細を開示することに、心理的な抵抗を感じる人がいることが課題です。同意が得られない場合も本人の意向を尊重し、支援窓口を案内しています。こうした個別案内は、令和7年4月から本年1月末までに233件行いました。
川上こういち議員
連携実績2件は、生活全般の相談窓口「ぷらっとホーム世田谷」での相談がきっかけだと聞いています。生活困窮の事情は様々です。目先の納付だけを解決したい人、支援を受けるまでの信頼を持てない人、滞納や借金の全体を把握する気力を失った人、複数の困難を抱え、頼れる人とのつながりを失った人もいます。 寄り添った相談を粘り強く進める途上の件数だと思いますが、さらに工夫が必要です。連携が進まない課題を、今後どのように解消しますか。
納税課長
ぷらっとホーム世田谷、納税課、保険料収納課が合同で、制度の共通理解と支援窓口の業務を学ぶ勉強会を行いました。相談者に寄り添った連携の基礎となり、本人の情報開示への同意につながると考えています。 今後も納付相談窓口と生活困窮者等支援窓口の連携を深め、必要な人を適切に案内します。生活困窮の兆候がある場合は、本人の同意を得られるよう丁寧に対応し、情報を共有して相互に支援できるよう取り組みます。
川上こういち議員
滋賀県野洲市は「滞納は市民からのSOS」と捉え、債権管理条例とくらし支えあい条例により、生活再建のワンストップ支援を行っています。足立区は2024年に福祉まるごと相談課を設け、あらゆる相談を受け止める包括的な支援を始めました。チラシや地域懇談会に加え、民生児童委員、福祉団体、事業所、家族会などへ90回以上説明し、認知度の向上によって相談件数も増えています。 世田谷区も、相談を待つだけでなく、困っている人が安心して相談できると区民へ発信すべきではありませんか。
納税課長
退職や失職で現在の収入がなくなった、または減った、就労を希望しているといった生活状況を、生活困窮の共通の目安としています。こうした状況がある人には丁寧に対応することが何より重要です。ぷらっとホーム世田谷や福祉所管と連携し、区民に寄り添った対応につなげます。
川上こういち議員
支援が必要な区民に寄り添うことは簡単ではありません。体制の充実も含め、取組が広がることを期待します。

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