みらい議会@世田谷区
いじめの重大事態の調査における調査結果及び公表指針について

いじめの調査、何を公表する?

報告事項委員会で報告
@令和8年5月 文教常任委員会

区はいじめの重大事態を調べ、公表の決まりを定めました。議員から、個人情報と教訓をどう両立するか意見が出ました。

教育🏫いじめ対策

いじめの重大事態の調査における調査結果及び公表指針について

この案件は現在、複数有識者によるレビュー中です。今後内容が変更されることがあります。

👉 審議のステータス

2026-05-26 文教常任委員会で報告済
提出
委員会
議会
完了

具体的な内容

区は、子どもへのいじめを調べた結果と、調査内容を公表するときの決まりを報告しました。調査では、いじめが心と体に大きな被害を与えたと認められました。

どんないじめがあったの?

2022年5月ごろから2024年4月ごろまで、学校やサッカーチームで、同級生からたたかれたり体当たりされたりする行為が続きました。子どもはPTSDという心と体に症状が出る状態になり、区外の学校へ転校しました。

学校の対応にどんな課題があったの?

学校は早い時期にいじめとして正しくとらえず、担任だけで対応していました。先生どうしの情報共有や記録も足りませんでした。再発を防ぐため、複数の先生で対応し、定期的に会議を開き、記録を残すことが示されました。

調査結果はどう公表するの?

調査結果は原則として、概要を区のホームページに6か月間載せます。子どもが特定される情報や、本人・保護者が公表を望まない部分などは公表を控えます。子どもの権利を傷つけるおそれが出た場合は、期間中でも見直します。

重要な論点

学びに生かすことと子どもの権利をどう両立するの?

調査結果を公表すると、いじめを防ぐための教訓を学校や社会で共有できます。一方、くわしい情報によって子どもの生活や心が傷つくおそれもあります。何を伝え、何を守るかを一件ずつ考える必要があります。

家庭へのお知らせをどこまで広げるの?

区は学校には校長会や研修で伝えますが、家庭にはホームページ以外の特別なお知らせをまだ決めていません。家庭で学べるよう広く伝えることと、子どもへの影響に配慮することをどう両立するかが論点です。

学校の外の人たちとどう連携するの?

今回のいじめは学校の外のサッカーチームでも起きました。子どもの安全を広く守るには地域との連携が必要ですが、教育委員会が関われる範囲には限りがあります。学校外の団体とどこまで役割を分け合うかが論点です。

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議員、会派の意見

上川あや議員1 / 4
上川あや議員
人種や国籍、性的指向などの大切な個人情報が、いじめの理由になることもあります。本人や保護者が教訓として公表したい場合まで、そうした情報を一律に隠すのでしょうか。
副参事
公表して学びに生かすことと、子どもの権利を守ることのバランスを重視します。情報を隠す必要があるかは、事案ごとに慎重に判断します。
上川あや議員
今の指針は、大切な個人情報なら一律に公表しないようにも読めます。本人の意向や影響を考えた上で、差別が起きた理由を公表したほうがよい場合もあるのではありませんか。
副参事
秘密にする必要が高い情報は原則公表しませんが、本人と保護者の意向も踏まえて一件ずつ判断します。運用状況を見ながら、指針も必要に応じて改めます。
上川あや議員
学校教育部長の考えも聞かせてください。
学校教育部長
秘密にする必要がある部分だけを対象にし、報告全体を非公開にする考えではありません。法律や条例、保護者の意向を確認し、担当部署とも相談して、公表する範囲や書き方を一件ずつ判断します。
上川あや議員
個人が分からない形なら、属性だけを理由に隠すべきではないと思います。子どもに配慮しながら、教訓を生かせる公表にしてください。
岡本のぶ子議員
公表を学校や家庭の学びにつなげるとあります。ホームページに載せるだけで、学校や家庭へどのように情報を届けるのですか。
副参事
学校には校長会で課題と再発防止策を共有し、各校の取組に生かしてもらいます。研修にも事例を使います。家庭にはホームページで確認してもらう考えです。
岡本のぶ子議員
家庭には、ホームページで公表したことをどのように知らせるのですか。
副参事
今のところ、特別に知らせる予定はありません。
岡本のぶ子議員
いじめを防ぐには、学校だけでなく家庭や地域の目も必要です。学校から家庭へ、公表したことを知らせる必要があるのではありませんか。
副参事
家庭に伝え、学校と一緒に子どもを支えることは大切です。重大事態の調査結果を公表したと特別に知らせるかは、今後検討します。
佐藤美樹議員
学校の再発防止策に対して、教育委員会は何を行い、実行されているかをどう確かめますか。公表するときに、教育委員会の対応や今後の取組も示してはどうでしょうか。
副参事
調査委員から学校へ直接提言し、学校が新しい再発防止策を教育委員会へ提出しています。教育委員会は内容を確認し、その後も対策どおりに対応できているかを見ていきます。
佐藤美樹議員
保護者は、教育委員会が学校とは別の立場からいじめを見てくれることも期待しています。教育委員会が今後どう対応するかも、公表文に書いてほしいです。
副参事
調査結果を受けた教育委員会の対応は、区のいじめ防止基本方針や具体的な取組に生かします。各学校の基本方針にも反映し、保護者や区民へ伝えていきます。
中山みずほ議員
今回のいじめは学校だけでなく、子どもが通っていたサッカーチームでも起きています。学校外の団体も、調査結果から学ぶ対象に含まれますか。
副参事
できる限り、学校外の関係機関や担当者にも可能な範囲で共有します。地域として再発防止に取り組みます。
中山みずほ議員
第三者委員会は、サッカーチームにも聞き取りをしたのですか。
副参事
そのとおりです。
中山みずほ議員
子どもは児童館や学習塾など、学校以外の多くの場所で過ごします。教育委員会が関わりにくい場所でも、事案が起きたときは関係者を再発防止に加えてほしいですが、どう考えますか。
副参事
教育委員会ができる範囲はありますが、学校だけでなく地域や関係機関とどう連携するかを、いじめに関する条例の検討の中で議論しています。
中山みずほ議員
事案が起きたときこそ、地域を巻き込める体制をつくってください。できる範囲だけで終わらず、取組を進めてほしいです。

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よくある質問

調査では何が分かったの?

同級生による一連の行為はいじめであり、子どもの心と体に大きな被害を与えた重大事態だと認定されました。いじめとPTSD、転校との間にもつながりがあると判断されました。

再発を防ぐために何をするの?

子どもが苦痛を感じているかを基準にいじめを見つけ、先生たちが組織で対応します。定期的な会議、情報共有、記録のルールづくりなども進めます。

公表しない情報もあるの?

あります。個人が分かる情報、本人や保護者が望まない部分、秘密にする必要が高い情報などは公表を控えます。公表する範囲は子どもの心や生活への影響も考えて判断します。

議会での結果

報告事項委員会で報告
扱い
採決対象ではありません
状況
委員会で報告済み
報告先
文教常任委員会

補足資料

この案件を確認するときに参考になる公式資料・出典です。

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