気候変動から区内農業を守れますか

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@令和8年3月 予算特別委員会

議員、会派の意見 おのみずき議員 おのみずき議員 環境省の第三次気候変動影響評価報告書では、農業分野の全項目で重大な影響が認められ、高温による生育不良や病害の拡大による収穫量減少が予測されています。世田谷でも、2年前の猛暑で地場野菜の大蔵大根が大幅に減りました。区内農業への影響を確認するため、「せたがやそだち」の直近3年間の生産量がどう変化したか示してくださ

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気候変動から区内農業を守れますか

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議員、会派の意見

おのみずき議員
おのみずき議員
環境省の第三次気候変動影響評価報告書では、農業分野の全項目で重大な影響が認められ、高温による生育不良や病害の拡大による収穫量減少が予測されています。世田谷でも、2年前の猛暑で地場野菜の大蔵大根が大幅に減りました。区内農業への影響を確認するため、「せたがやそだち」の直近3年間の生産量がどう変化したか示してください。
都市農業課長
農業委員会の農家基本調査では、令和5年から7年まで「せたがやそだち」の総収穫量が3年連続で減少しました。令和5年の713トンから令和7年には673トンとなり、40トン、約6%の減少です。 特に変動したのはトマト、キュウリ、サツマイモ、ジャガイモです。野菜全体で減った40トンのうち、この4品目で21トンと約半分を占めました。作付面積の減少に加え、近年の猛暑、病害虫が発生する時期の変化、季節外れの高温など、複数の要因があると考えています。
おのみずき議員
気候変動の影響が区内でも現れ始めています。生産者はどのように適応しているのか、大蔵大根の例を教えてください。
都市農業課長
大蔵大根について、各JAを通じて専用の野菜袋やのぼり旗を提供し、リーフレットで周知しています。約30人の生産者には毎年、収穫本数、販売価格、生育状況などのアンケートを行っています。 令和6年の収穫量は4,061本、8,672キログラムでした。令和7年は5,940本、15,235キログラムで、生産者の努力と工夫により増えました。令和7年夏は記録的な長期間の猛暑でしたが、前年に発芽不良などを経験した生産者が、種まきを8月から9月下旬へずらし、マルチシートを使い、暑さに強い品種を研究、栽培しました。その結果、前年より作柄がよくなったと推測しています。東京都農業振興事務所区部農業改良普及センター城南分室による栽培指導や暑熱対策講座の効果も大きいと認識しています。
おのみずき議員
生産者の努力には頭が下がりますが、適応策の多くが現場の自発的な取組に委ねられ、区の対策が遅れていないでしょうか。令和8年度予算案で暑熱対策費全体に過去最大の約26億7,000万円を計上し、認定・認証農業者などへの暑熱対策用品の購入支援を盛り込んだことは前進です。しかし、農家の生計への影響を考えると、設備補助を超える支援が必要です。 ほかの自治体では、高温に強い品種や技術の開発、栽培技術の普及、新たな品目への転換も進めています。将来の影響予測も踏まえ、適応技術の導入や高温に強い品種の開発に取り組む生産者への支援を強化すべきではありませんか。
都市農業課長
環境省の報告書では、葉物野菜の高温による生育障害、トマトなどの肥大や収穫量への影響、一部の根菜類で栽培時期の調整が難しくなることなど、深刻な将来予測が示されています。 農業者のグループが自主研究として暑熱対策に取り組み、暑さに強い青パパイヤやドラゴンフルーツなどの栽培、品種研究に挑戦していることも把握しています。こうした取組を「せたがやそだち」の生産支援につなげられないか、JA、農業者、東京都農業振興事務所区部農業改良普及センターなどと情報や意見を交換し、今後の気候変動予測も踏まえた取組を検討します。

議会での結果

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扱い
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